みずたく氏、「失踪の理由」を語る。〜慶應生の就活戦線〜
「ハーディ・ペルフェクション[1]いいね。この酒に出会えて幸せだ。」
[1]1本130万円ほどする高級ブランデー。
グラス片手に語るは、あのキラキラ慶應ボーイみずたく氏。
謎の失踪事件から、復活を遂げたようだ。
みずたく氏の失踪、そして発見
持ちうる全てのネットワークを使い、みずたく氏に連絡を取ろうと試みた。
しかし、誰に聞いても、やはり超秘密主義であるみずたく氏の連絡先を知るものはいなかった。
「数珠つなぎ6人で誰の電話番号にでもたどり着ける説」すらも、みずたく氏には適応外であるようだ。
みずたく氏の捜索を打ち切り、インタビューを諦めようとした時、一本の電話がなった。
「ゼハハハハ!みずたくを捕まえたぞおおお!!懸賞金をよこせえええ!!」
・・・テンションの上がった黒◯げさん(大学時代の友人)に懸賞金の1000円を渡し、みずたくを引き取ったのだった。
みずたく氏、意外と手こずっていた?
ーーーみずたくさん、この長い失踪の間、何をしていたんですか?
「そりゃもうジョブハンだよ、ジョブハン。就活ってやつだ。
どうしてもぼくが働きたい業界があって、その業界に入るために勉強したりOB訪問をしたりさ、いろいろしてたわけですよ。
苦労の甲斐あってか、なんとかその業界に入ることが出来て、しかもボクの志向にあってそうな素晴らしい会社から内定を頂けたのだ。
就活が終わったのは、ちょうど1ヶ月位前だったなぁ。」
ーーー天才慶應ボーイのみずたくさんでも、就活に手こずるもんなんですね。
「いや、手こずってはいないよ。ただ一言で言うなら動きまわった就活だったなぁ。たとえばOB訪問。従来は大学のPCでOB・OG名簿から先輩を探して連絡を取るんだけど、いかにもフツーのOB訪問って感じでつまらないなって感じたわけよ。」
ーーー訪問のプロセスですか。
「そう。もちろん企業研究に役立てるために、訪問をさせていただくわけなんだけど、OB・OGの方からしてみたら、急に電話かかってきて、自分の時間を割いて、学生に知識を分け与えるわけじゃん。先輩方は、マザー・テレサかっての。与えられるだけじゃ面白く無いから、そういえばあんなやつがいたなーっていう思い出を、こちらからも与えてあげたくてね。」
ーーーそうなんですね、具体的にはどんなことをされていたのでしょうか?
「ぼくがやってたのは、会社のエントランスで、ナンパ方式で声をかけまくるキャッチセールス型のOB訪問をしてたね。正確には、そこでOB訪問の約束を取り付けていたのだが。」
ーーー社員さんは嫌がらなかったですか?
「そりゃもうシカトのオンパレードですよ。だけど、それは相手に問題があるんじゃなくて、”私が何者であるか”を相手がわからなかったからだと思う。だからね、これを付けて、声をかけまくってたのよ。」
さすが天才みずたく氏。腕には"就職活動中"と書かれた腕章が巻かれている。
伊達にSFCに、5年もいない。SFCは問題発見・解決型の人間を育成に成功したのだ。
ーーー話を聞いてくれたとして、結局相手に何かを与えてもらうだけなんですよね?
「それが結構嫌だった。なにより、それじゃ結局電話、メールが対面に変わっただけだしね。だから、これを配ってたの。」
なるほど、ティッシュの中に御礼の手紙とみずたく氏の自己紹介が書いてある。
お礼を伝える、名前覚えてもらえる、鼻かめるの一石三鳥のワザだ。
みずたく氏によると、全 400枚以上のティッシュを配布したとのこと。
つまり、400枚以上手書きの手紙を書ききったのだ。
Giveの精神を忘れない、育ちのいいみずたく氏。
幼少の頃、人にモノをあげて喜ばせることが好きすぎて、赤いきつねうどんの油揚げを、毎回、母親に献上していただけのことはあるようだ。
今日、就活というトンネルからみずたく氏は這い出てきた。
みずたく氏は最後に白い歯を覗かせながら、こう語る。
「終わってみると、就活は楽しかったかもなぁ。」
この人、さがしています。
どうも、みずたく氏のマネージャー
GW企画 みずたく氏を叩き直せ。
みずたく氏、「ほぼ日手帳」を語る。
「あとはメガネなんかも......」
「スーツを着る人にとって必須なアイロンとかも......」
......うんたらかんたら......
みずたく氏、「社会人としての心得」を語る。
ファニー氏、「就活解禁」を語る。
みずたく氏、復活を遂げる。
「...かるわぁ......がし.....ち......かるわぁ......。」
みずたく氏は、ぼんやりと何かをつぶやいていた。
私が到着したことに、気がついていないようだ。
ーーみずたくさん!お久しぶりです!
「......かるわぁ......あっ!......ゥス。......こ、このカップ、母さんにもろたんやで。チーコーよ、チーコー。」
さすが、みずたく氏。持ち直すのが早いと感心。
さて、彼が手に持つのは正真正銘COACHのマグカップだ。
最近のマイブームはチーコーでヒーコーを飲むこと、らしい。
(ちなみにみずたく氏の母は、なんかのオマケでもらったらしい。)
ブログを更新するのはなんと20日ぶり。
みずたく氏と連絡がとれたのは、昨日の事だった。
事の真相を、みずたく氏に問い詰めてみた。
ーーなぜ連絡がとれなかった?
「ちょっとね、前回のインタビューに全勢力を注いじゃって、エネルギーがさ。」
そう、最後のインタビューは節分の日だった。
インタビュー記録はこちら。
みずたく氏、「春」を語る。 - キラキラ☆慶應ボーイみずたく取材記
「結構このボケ楽しみにしてたのよ。ワインじゃなくてウェルチだったり。あとは、節分の日にピスタチオ蒔くとか面白いなって。」
実はみずたく氏、このボケを結構前から考えており、ウケる自信があったとのこと。
「節分のイベントが終わって、急に気が抜けちゃってさ。あとで読んでみたら、あんま面白くて。一人でサムッ、ってなってしまったんだ。」
俗にいう賢者タイム、というやつだ。
男なら誰しもが経験したことがあるだろう。
AVのセレクションに失敗した時と、全く同じ心境であったそうだ。
「......あと、あの記事でPVもあんま出なかったし。」
闇の部分に触れそうだったので、話を無理やり返させていただいた。
ーーなぜ急にまたインタビューをさせてくださったのですか?
「暇な女子大生って人が"長い間ブログを更新せずに放置することがブロガーにとって一番よくないことだと思っている"って書いててさ。」
みずたく氏が語っているブログはコチラ。
暇だからブログに関する質問に真面目に答えてみたよ - 暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ
ちなみに暇な女子大生さんは、みずたく氏がブログを開設するきっかけになった人である。
「でもそれ以上に......僕のインタビューを楽しみに待っててくれてる人がたくさんいたから......。」
みずたく氏の瞳は、涙で潤んでいた。
ーーつまり読んでくれてる人のためを思っ
「やっぱ、おもしろいものをおおおおおおおお!書き続けなッ......ハァン!うわあああああ!書き続けな思てえええええ!!」
大きく取り乱してしまったようだったので、ここでインタビューを終えた。
みずたく氏は泣き止み、上の空で口を動かしている。
「し....ち......かるわぁ........。」
さっきから呟いている言葉、耳を澄まして聞いてみる。
「富樫の気持ち、わかるわぁ......。」
HUNTER ✕ HUNTER 作者の富樫さんの事を言っているようだ。
みずたく氏、奢るでない。まだ始まったばかりである。
---参考記事---