みずたく氏、「正義感にあふれた青春時代」を語る。
今日はまちに待ったキラキラ☆慶應ボーイ(略してキラ慶)、みずたく氏の取材日だ。
みずたく氏は取材場所を新宿駅に指定してきた。
「俺と会いたいなら、日本の首都でないとね。」とのこと。
モヤモヤした何かを残したまま、新宿駅へ向かう。
PSYCHO-PASSのシュビラシステムを体験したいらしいのだ。
犯罪係数高い人逃げて! 「サイコパス」シビュラシステムが新宿駅に出現したので強制執行覚悟で体験してきた - ねとらぼ
モニターの前に立つと顔認証が作動し、犯罪係数というものが表示されるらしい。
混み合っていたためか、予定時刻よりも早く本日のイベントも終わりかけていた。
みずたく氏を探して歩き回っていると、哀愁ただよう背中を発見した。
シュビラシステムでも何でもない、ただの壁一面の広告を見つめているようだった。
どうやら間に合わなかったようだ。どれだけ犯罪係数を測りたかったか、この背中から感じ取ることができる。
「マニアワナカッタンダヨナー」
開口一番、慙愧の念いっぱいの言葉がこぼれ落ちた。
やはり間に合わなかったらしい。それにしても、方向性を間違えてないか。
あまりの悔しさから目に涙をためているようだったが、カフェへの移動を促し、取材を開始した。
ーー今日はほんとうに残念でしたね。みずたく氏はPSYCHO-PASSがそんなに好きなんですか?
「・・・見たことないけど?」
ただ話題性があるものに飛びつきたい、ミーハーなだけのようだ。
PSYCHO-PASSについて掘り下げるのはナンセンス。そう感じたので次の質問へと移った。
ちなみに、PSYCHO-PASSとは犯罪係数が高い人間を(たとえ罪を犯していなくても)「潜伏犯」として裁く、そんな未来を描いたアニメだ。
罪を犯してしまう人間は、過去の素行に問題がある場合が多いとのことから、みずたく氏の過去について伺ってみた。
ーー高校生時代は、
「あー、結構イケてたよ?俺のホームタウンではブイブイ言わせてた。」
やや食い気味で答えた。みずたく氏の高校時代は、よっぽどイケてたんだろう。
話を聞いていると、みずたく氏は正義感の強い熱血漢だったようだ。
「いじめとか、悪いことはマジで許せないんだよねー。(ペロッ」
※(ペロッ については......こちら
・・・真相を探るべく、みずたく氏の友人から客観的な評価を要求した。
(目の前で、高校時代に仲が良かったと言われる友人へLINEをしてもらった。)
ほらな、と携帯を差し出す。
証拠写真を、とのことなので撮影をさせていただいた。
\ピポン♪/
「・・・ちょっと待って。」
みずたく氏はそう言い残して、少々席を立った。
3分後、あいつは虚言癖あるんだよなー、と言いながら席へ戻ってきた。
「・・・ね?ね?ほらね?やっぱりね?」
「ほら、うん、俺って赤犬っぽいって言われるしさ。あのワンピースの。」
・・・ちょっと意味がわからないが、どうやら自己分析をもっと重ねる必要があるようだ。
軸がブレブレなみずたく氏は、明日も走り続ける。